記念式典における校長式辞を全文掲載いたします。

　
　本日ここに、北海道教育委員会　教育指導監　小形秀雄様、日高町町長　大鷹千秋様をはじめ、多くのご来賓並びに同窓生、保護者、旧職員、教育関係者の皆様方のご臨席の下、北海道富川高等学校創立７０周年記念式典を開催できますことは、この上ない喜びであります。
　顧みますと本校は、昭和二十四年二月十七日、北海道静内農業高等学校富川分校として設立認可を受け、夜間定時制課程農業科として開校しました。その後、村立定時制の北海道富川高等学校として分離独立。全日制設置、道立移管、商業科設置など幾多の変遷をたどりながら、現在に至っております。
　この間、８３７７名が学舎を巣立ち、多くの優秀な人材が日高管内はもとより道内外で活躍しており、特に、地元日高町や平取町では、多くの卒業生が地域産業や経済・文化活動を支えていることは、本校の誇りとするところであります。あらためて、本校の歴史と伝統を築いてこられました歴代校長や教職員、ＰＴＡや同窓会の方々、並びに多大なるご支援をいただいております日高町や地域の方々に、深甚なる敬意を表する次第であります。
　さて、本校は、地域の産業を支える人材の育成という大きな期待を受け発展し、かつては普通科四間口・商業科二間口の時代もありました。現在は少子化の影響もあり普通科一間口となっておりますが、吹奏楽部による地域イベントや町内施設等での演奏活動、ほおずき絆の会と連携した食用ほおずき商品化の取組、地域の課題解決に向け活性化策を模索する地域課題探究など、地域に根ざした教育を実践しながら地域を支える人材育成に取り組んでおります。
　一方、今日、人工知能ＡＩや情報通信技術の発展などにより産業構造や社会の急速な変化が予想され、これからの社会を担っていく高校生には新たな価値観や未来の創り手として必要な資質・能力が求められております。本校の学校教育目標「目標に向かって挑戦する強く逞しい心を持った生徒の育成」は、新しい時代に向けて、生徒一人ひとりの資質を研磨し能力を引き出す学校を目指すものであり、今年度からは、文部科学省「次世代の教育の情報化推進事業」によるＩＣＴを活用した授業実践の研究等にも取り組んでおります。これからの学校には、時代の変化や地域のニーズに柔軟に対応していくことが求められており、本校は、このような時代の変化を学校改革のチャンスと捉え、小規模校の機動性や柔軟性、生徒一人ひとりを大切にしたきめ細やかな指導、さらには地域との顔の見える関係等を強みとして、新たなる社会や地域を創造する生徒の育成に邁進する所存ですので、関係各位には今後も変わらぬご支援とご協力をお願いいたします。
　在校生の皆さんには、先輩方が築いてきた伝統ある富川高校の生徒であることを誇りにすると共に、皆さんの成長や活躍を期待し、支え応援してくれている多くの人たちへの感謝の気持ち忘れず、常に好奇心と向上心をもって新しいことに挑戦し、新たなる歴史を築いていってくれることとを期待しています。
　結びになりますが、ＰＴＡ、同窓会、地域の皆様や教育関係者の皆様には、本校に寄せる熱い期待のもと、いつも温かいご支援と激励を賜っておりますことに衷心より感謝申し上げますとともに、関係各位並びに本校の今後益々の発展を祈念し、式辞といたします。

　10月13日(土)に開催いたしました北海道富川高等学校創立70周年記念式典は、北海道教育庁教育指導官 小形 秀雄 様、日高町長 大鷹 千秋 様、110余名の同窓生・旧職員・地域の皆様のご出席をいただき、盛況なるも厳粛な雰囲気のなか無事終了したしました。今回の70周年記念事業につきましては、当日会場に来られなかった方々も含めまして、ひとえに皆様のご理解と厚いご支援があったらこその盛会であったと協賛会及び本校職員一同感謝の念に堪えません。

　式典終了後、本校吹奏楽部の記念演奏が披露されました。今回お寄せいただいた協賛金から新しい楽器を購入させていただきまして、そのお礼とご披露もかねての演奏となりました。吹奏楽部の生徒に吹奏楽部OBや近隣の吹奏楽団のゲスト参加者も加えたメンバーでの演奏は、新しい楽器の澄んだ音色と相まって、これからの富高が地域と調和する姿をあらわしてくれたと思っております。

　記念式典は終了いたしましたが、来年１月31日に記念公演「いちばん星 朗読劇『いのちのいろのえんぴつ』」を本校体育館で予定しております。こちらにもぜひ多くのご参加をお待ちしております。

　この度の北海道胆振東部地震において被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

　さて、過日ご案内いたしました創立70周年記念事業につきまして、多くの皆様方のご賛同をいただき準備を進めてまりしました。しかしながら、この度の地震により日高町内でも多くの被害があり、いまだ地震前の生活に戻れていない地域もあります。

　これらの状況を鑑み、９月20日（木）に開催いたしました第７回の実行委員会におきまして、急な話で誠に恐縮ではございますが北海道富川高等学校創立70周年祝賀会を自粛し、式典のみの開催といたしました。

　祝賀会に出席を予定しておられた皆様方には大変申し訳なく存じますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

　なお、記念式典につきましては、予定通り10月13日(土)13:30より本校体育館にて実施いたします。70周年という節目の式典ですので多くの方々のご隣席を賜りたいと思っております。お時間のある方はぜひご来場をお願い申し上げます。

８月30日（木）、本校会議室において、創立70周年記念事業協賛会第５回実行委員会を開催いたしました。記念式典・祝賀会まであと１ヶ月半となりました。いよいよ本番が近づいてまいりました。実行委員の目にも自然と高揚感が浮かんでいます。会議では記念式典・祝賀会の係分担の検討、記念品の最終デザインの決定、協賛金の中間報告、などを行いました。協賛金に関しましては同窓生様・地元企業様の多大なるご理解とご賛助を賜りましたことに深くお礼申し上げます。皆様のご厚意、お寄せいただいた富高への愛情にお応えできますよう学校・同窓会・PTA一丸となって頑張りますので、よろしくお願いいたします。　次回の第６回実行委員会は９月20日（木）に開催します。

なお、記念式典・祝賀会につきましては次のとおり開催いたします。出席申し込みにつきましては〆切を過ぎておりますが、若干お席の余裕がございますので、９月中旬まで追加の申し込みを受け付けます。８月の広報に案内状を入れさせていただいておりますのでそちらをご利用いただくか、本校公式サイトのトップページより案内状をダウンロードし必要事項をご記入のうえ、FAXにてお申込みください。多くの皆様の出席をお待ちしております。

◎北海道富川高等学校創立70周年記念式典
　　平成30年10月13日（土）　13:30～15:00　　於　本校体育館
◎北海道富川高等学校創立70周年祝賀会
　　平成30年10月13日（土）　17:00～18:30　　於　門別総合町民センター

　７月19日（木）、本校会議室において、創立70周年記念事業協賛会第４回実行委員会を開催いたしました。記念式典・祝賀会まであと三ヶ月を切っております。会議では記念式典・祝賀会の細案、記念誌の記事集約、協賛金の中間報告、予算案等を審議しました。協賛金に関しましては同窓生様・地元企業様の多大なるご理解とご賛助を賜りまことにありがとうございます。皆様のご厚意、お寄せいただいた富高への愛情にお応えでますよう精一杯企画・運営をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

　次回は８月30日（木）に第５回実行委員会を開きますが、それまでにもう一度町広報での趣意書・案内状の全戸配付と新聞広告を打たせていただきます。また、関係者以外にも広く本事業を知っていただくためにポスターを作成し、７月末を、めどに町内各所に掲載を御願いにあがります。その際にはどうぞご理解とご協力をいただけますよう、重ねてお願い申し上げます。

↓現在のポスター案です。もう少し手を加え、掲示をお願いにあがります。

　なお、記念式典・祝賀会につきましては次のとおり開催いたしますのでよろしくお願いいたします。